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本の手帖

読んだ本・好きな本を書き集めた手帖です。

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「見えない誰かと」 瀬尾まいこ

見えない誰かと (祥伝社文庫)見えない誰かと (祥伝社文庫)
(2009/07/24)
瀬尾 まいこ

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あなたはひとりじゃない。きっとどこかにつながって いる人がいる。
人見知りが激しくて他人と打ち解ける のにも時間がかかったという筆者。
親しくもない人と 一緒に何かするくらいなら、一人でいたいという性格 が、
出会いによってどう変わったか。
大好きな先生、 かわいい後輩、一緒に働きたい友達……。
誰かとつな がっているよろこびを綴った初エッセイ!



瀬尾まいこさんの最初の本「卵の緒」を読んだ時
”あっ・・この人の書く文章は好きだな”と思い
それ以来、新刊が出るのが気になる作家のひとりになりました。
真面目でぶれない・・・それでいて温かい・・・
そんな感じが読んでいると伝わってくる気がします。


初のエッセイということで、より瀬尾さんを知ることができるかな・・・
と楽しみに読みました。
本の帯に書いてあった”親しくもない人と一緒に何かするくらいなら・・・”
この言葉が凄くわかる私なので(苦笑)楽しみ=興味津々といった感じです。

瀬尾さんは現役で国語の先生をしてらして
学校で出会った人達、家族のことが書いてあります。

中でもいくつかいいな・・と思ったところがあったので
覚書として書き出してみます。

大学三回生の時に出会った初めて尊敬できる先生、T先生のこと
 授業開始前に必ず教室に来て並べた資料に目を通すような真面目な先生。
 初めて年賀状を書いたらお返しの年賀状には新年の挨拶と
 「あっそうだ! 楽しくやれば楽しいんだ!」と書かれてあった話。
 楽しくやれば楽しいんだ
 なんだか呪文のように唱えたくなるようなステキな言葉。

アルバイト先のパートのおばちゃんのこと
 大学生の時のアルバイト先、ケーキ屋さんで一緒に働いていた
 パートのおばちゃんの話。
 同じ歳の短大生の女の子と成人式を迎えたとき、
 夕方になっておばちゃん達ふたりがお花をプレゼントしてくれた。
 式に出席しなかった瀬尾さんは唯一「成人を迎えた」と示してくれる
 貴重なものになったそう。
 いつも一緒じゃなかったけど、その場にその人はいなくても
 優しい気持はちゃんと空間を作っている・・・

聴覚障害の学習で出会ったAさん
 学校で聴覚障害のAさんの講話を開くことになり事前にAさんとお会いし
 いろいろ聞くことになった瀬尾さん。
 心配なこともあったけど覚えたての手話を使って話してみた。
 でも結局は手話を使わなくても通訳の人がいなくてもAさんと会話をしていた。

 思った以上に大変なこともあるし、思ったとおりにいかないことも多い。
 でも、たいていのことは本当はすごく簡単なのだ。やる前に考えていても仕方ない。
 知識や情報はあまり当てにならない。
 自分で触れてみないと、何も知れないということを
 Aさんは私に教えてくれた。

 本当にそうだな・・・と思う。

きっと・・・この本全編に書いてあることはそうなんだな・・・と思う。
帯に書いてあって私が凄く気になった言葉
 ”親しくない人と・・・・”も

瀬尾さんにとってもちろん苦手な人もいるだろうけど
じっくり相手のことを考え、思い、その人とつきあう。
だから凄くいい人との出会いも多いのだと思った。

私も同じように遠慮があったりあまり親しくない人との行動は苦手。
それならひとりで行動する方がいい・・・と思ってる。
この年齢になってもそう思ってる。
結構人見知りで気が小さい。
でも少し・・考えを変えてみようかな・・・と思った。

なんだか気持が柔らかくなった一冊だった。
そしてこれからも瀬尾さんの新刊が気になる・・・・。

2010・6 読了
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[ 2011/02/21 23:12 ] さ行の作家 瀬尾まいこ | TB(0) | CM(0)
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