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本の手帖

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「船に乗れ!合奏と協奏」 藤谷治

船に乗れ!〈1〉合奏と協奏船に乗れ!〈1〉合奏と協奏
(2008/10/01)
藤谷 治

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音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び芸高を受験したものの、あえなく失敗
不本意ながらも新生学園大学附属高校音楽科に進むが、
そこで、フルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。
夏休みのオーケストラ合宿、市民オケのエキストラとしての初舞台、
南とピアノの北島先生とのトリオ結成、文化祭、オーケストラ発表会と、
一年は慌しく過ぎていく。
書き下ろし、純度100パーセント超の青春2音楽小説。


主人公が昔を回想するような形で書かれてますが
子どもの頃の話は本当に鼻持ちならないお坊ちゃん。
中学で哲学書を読み、自分は音楽を心の底から理解してるだけじゃなく、
文学や哲学を通じてヨーロッパの精神を我がものにしている、
”高貴な人間”と思っていた。
しかしそんな思い込みの激しかった主人公サトルは芸高受験に失敗。
新生学園付属高校の音楽科に進む。
実はこの学校の音楽科の創設者はサトルの祖父であった。
そしてここからの展開が面白くなってきた。

新生学園は普通科、英語科がありほとんどが女子生徒。
サトルの入学した音楽科には男子が6人だけ、
そんな中、入学式にヴァイオリン専攻の南に一目ぼれをする。
なかなか仲良くなるキッカケがないまま
オーケストラの練習、夏休みの合宿と過ぎていく。
合宿中には南が先輩と仲良さそうにしてるのが気になり
練習中もつい目で追ってしまうサトルだけど
夏休み後に南が仲良くしていた先輩のことでオーケストラの中では問題が起こる。
その時、南が先輩とは何でもなかったことがわかり
その後サトルは思い切って文化祭でメンデルスゾーンのピアノ・トリオをやらない?
と南を誘う。

ピアノ・トリオを演奏することは決まったものの
ピアノの演奏者がなかなか決まらない。
そんな時サトルのピアノ担当教師が引き受けてくれた。
ただ教師が参加となると文化祭での演奏はできないことがわかった。
それでも3人は練習を続け先生が発表の場を決めてきてくれた。
その発表の場というのがサトルの祖父・松島家の”ホームコンサート”だった。



オーケストラの練習、発表会。
ピアノ・トリオの練習、ホームコンサートと音楽の専門的な言葉がでてきたりするけど
難しことはわからないなりにこちらまで同じように手に汗をかいてしまうくらい
入り込んでしまった。
オーケストラの発表会後、南から貰ったメモは最高のラブレターかもしれない。
そして最後の方でサトルが南をデートに誘うところも凄く良かった。

祖父がホームコンサートで弾いたバッハの曲。
祖父の大きくて温かい気持ちのこもった曲だったことを後々知る。

1巻である”合奏と協奏”は出会いとこれからの希望を感じたけれど
2巻の”独奏”は何かが起こりそうな気配がします。
早く続きが読みたいけど・・・・。

2010・5 読了

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