「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。
柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。
機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。
孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。
面白かったです。
最初、図書館で手にとって”おっさんの話・・・う~ん・・”と迷ったものの
有川さんの本が読みたかったので借りてみました。
幼馴染の三人のおじさんぃゃおっさん、
還暦を迎えたものの年寄り扱いされるのはイヤ、
お祝いの赤いちゃんちゃんこなんてもってのほか。
そんな三人の中のひとり、柔道家のシゲが
暇な時間を持て余し、ただ流していては身体がなまっていく・・
町の中では最近物騒な事件が多発している、
そこで”私設自警団”を三人で作ったらどうか?と話を持ちかける。
定年退職したキヨは剣道の達人、もうひとりのノリは自営業で機械などに詳しく頭脳派、
三人集まれば恐いものなし!
・・・ということで町で起こる強盗、痴漢、動物虐待、催眠商法・・・
三人の家庭の問題も交えていろいろな事件をスカッと解決していく。
とにかく元気で威勢のいいおっさん達、
腕力だけじゃなく還暦を迎えたこともあって説得力もある。
そして元気なおっさん達だけじゃなくキヨの孫の祐希、
ノリの大事なひとり娘の早苗の高校生コンビも大活躍。
この高校生のふたりがいつの間にか・・・・・・♥
祐希と早苗の恋愛話もとても初々しくてきゅんとしました(笑)
読み進めていくのが面白くて楽しい一冊でした。
2010・2 読了
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