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本の手帖

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「くまちゃん」 角田光代

くまちゃんくまちゃん
(2009/03)
角田 光代

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4回ふられても私はまた、恋をした。なんてことだろう。あんなにつらい思いをしたというのに。
きっとここにあなたがいる、傑作恋愛小説。


久し振りに読んだ恋愛小説。

最初は短編集とも知らず読み始めた。
でも普通の短編集と違って
それぞれの話の最後にふった人が次の話ではふられてしまう。

・・・ということは恋愛小説といっても恋の成就はない。
成就はしないけど悲観的ではないので読みやすいし
その繋がり方も楽しめる。

最初の話の「くまちゃん」に出てくる”くまちゃん”のトレーナーを着たモチダヒデユキ、
このヒデユキという人物像が私はダメで最初から読むのに少しつまずいてしまった。

劇団の女優と昔は名前も知れ渡って活躍してたバンドマンの話が良かった。
そのバンドマンがふられた時の前の話では
なんとなく影が薄く弱々しく感じられたけど
次の話で劇団の女優が誰からも認められず
自分に対する無理解と無関心を叫んだ時の成功とはどういうものか?
バンドマンの自分なりの思いがそれまでにない強さでよかった。
そのバンドマンがかつての自分の周りでも感じていた思い上がりという醜態
その時と似たような醜態を相手の中に見る・・・
その後ふたりの関係は自然に醒めていく。
バンドマンの年齢を経ての変化が面白かった。

この短編集の面白さはそういう気持ちの変化が感じられるところかもしれない。

2009・8 読了


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[ 2011/02/13 00:07 ] か行の作家 角田光代 | TB(1) | CM(1)
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[ 2013/02/01 17:20 ] [ 編集 ]
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