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本の手帖

読んだ本・好きな本を書き集めた手帖です。

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「死神の精度」 伊坂幸太郎

死神の精度死神の精度
(2005/06/28)
伊坂 幸太郎

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CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、
素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。
一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。
クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。



久し振りに伊坂さんの本を読みました。
”人の死”がでてくる話なので今までどこか避けていたのかもしれません。
しかしそこは伊坂さん、夢中で最後まで一気に読んでしまいました。

「人間の死についてさほど興味がない」というクールな死神。
情報部から調査を依頼され、調査の対象人物が
死を迎えるのが適切かどうかを決めるのが仕事である。
そんな死神と調査の対象になる人々との関わりを描いた連作短編集。

この死神は人間が作り出したミュージック(音楽)をこよなく愛し
調査にやって来た時は仕事の合間にCDショップに行き
視聴コーナーでずっと音楽を聴く。
彼が行動する日はいつも雨。
味覚もないので食事はただ口の中に入れるだけ、
人間ではないのでたまに言葉の意味が理解できず、話がズレる。
対象人物とそのどこか可笑しなところがある死神との会話が
暗くならず、ズレながらもどこかハッとさせられる。


  自分の置かれている状況に、真実味が持てていない。無邪気で、屈託がない、
  とも言えるが、愚かとも言える。「想像力が足りないんだ」(P216~)



「死神の精度」「死神と藤田」「吹雪に死神」
「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」の6編。
「旅路を死神」は「重力ピエロ」と少しリンクしている。
最後の「死神対老女」は最後に至ってあ~そうか・・・となる。
とにかく面白かった。
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[ 2012/08/20 22:47 ] あ行の作家 伊坂幸太郎 | TB(1) | CM(0)
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