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本の手帖

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「母のはなし」 群ようこ

母のはなし母のはなし
(2011/06/24)
群 ようこ

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すべての母と娘に贈る物語
昭和5年、子煩悩な父と大らかな母の4番目の子として生まれたハルエ。
父の急逝で生活は一変するも健やかに成長し、やがて見合い結婚。
だが浪費家の夫に悩まされ・・・。少女がおばあさんになるまでの物語。


なんだかな・・・。
う~ん・・・。


父母が元気でハルエの小さい頃の話はほのぼのしていて良かった。
女学校に通い和裁も得意。
成績も良かったので教職につきたいと思いながらも母の反対にあい
亡き父のコネで公務員の仕事に就く。
しかし職場は思うような所ではなかった。
それでも仕事へは行き、夜は洋裁学校に通い、
自分の楽しみを見つけて行く。

そして勧められるままにお見合い結婚をする。
・・・・とそこまでの話はまだ良かったのだけど
結婚をしてすぐ後悔をすることになる。
子供が二十歳になるまでは頑張って育て
その後離婚をする・・・と決めていた。
しかし、その間には浪費家の夫に振り回され
普通の生活もままならぬこともあった。

ここまで書くとハルエの苦労話で気の毒・・と思うだろうが
ハルエもなんだか自分の意思があまりなく
子供たち(娘と息子)の育て方にもえっ?と思うようなところがでてくる。

そして娘、息子が独立できるようになった時、離婚をする。
その後のハルエの生活は酷いものだった。
派手で見栄っ張り、成功した娘に甘えっぱなし、
息子まで姉に頼ることになる。
その限りは本当に酷いものだった。
そんな生活を何十年と続け、ハルエは病気になる。


離婚後の話は本当に読んでいても腹立たしかった。
娘は何度も縁を切る・・・と言いながらも親をやっぱり見捨てることはできない。
なんだかな・・・ちょっと辛い気持ちになった。

時折出てくる親子の会話にも少しぞっとした。
まだ娘が高校生の頃、
母が「雑魚とは付き合うな」と友達のことを言ったり・・・。

最近の群ようこさんの作品には
こうしたちょっと歯車が噛み合わない親子の話がでてきたりする。
結構生々しい・・・。
少し考えさせられる。
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[ 2011/10/23 16:26 ] ま行の作家 群ようこ | TB(0) | CM(0)
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