FC2ブログ

本の手帖

読んだ本・好きな本を書き集めた手帖です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

「モリオ」 荻上直子

モリオモリオ
(2010/08/19)
荻上 直子

商品詳細を見る


「モリオ」―青年モリオは、母の形見の足踏みミシンを前に思い出していた。
子供のころミシンの下に隠れるのが好きだったこと、ミシンを踏む母が大好きだったこと、
そして姉のために母が作った花柄のスカートを穿きたかったことを…。
「エウとシャチョウ」―末期癌の猫シャチョウを飼う女医ヨーコと同棲することになった「僕」。
日々、シャチョウの面倒を見ているうちに、才能など何も無いと思っていた自分に、
「猫と心を通わせる力」があることに気がつく…。


映画「かもめ食堂」「めがね」の監督、荻上直子さんの初小説集。
去年上映された「トイレット」の原案小説が「モリオ」だそうです。
「モリオ」「エウとシャチョウ」の中編2編が収められてます。

「モリオ」
大好きだった母が使っていた足踏みミシン。
母が亡くなって形見として譲り受け、部品を取替えキレイに磨いた。
もう一度使えるようになってモリオが最初に作ったのは花柄のスカート。

モリオの足踏みミシンの音が気になり同じアパートの階下に住む女の子が
モリオのところにやってくるようになった。
その女の子との出会いを通じてモリオは自分自身としっかり向き合う。

「エウとシャチョウ」
エウとヨーコさんはそれぞれ自分自身のあることに対してコンプレックスを持っていた。
そのふたりと一緒に住んでいた猫のシャチョウは末期癌を患っていた。


この2編に繋がりはないけどどちらの作品の中に
ひだり布地屋さんのおばあさんとその飼い猫の三郎さんがでてきます。
その猫の三郎さんの佇まいがなんともいい感じです。

このふたつの話に出てくるモリオにしてもエウにしても
どちらかというとどこか他者と交わることが苦手な人のようです。
でもちゃんと自分のことはわかってる人。
少し切ない気持ちにもなるけど
それでも読了後は優しくて温かい気持ちになります。


「トイレット」は観に行きたかったけど行けなかったこともあり
先に小説を読むことになりました。
「トイレット」早く観たくなりました。
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。