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本の手帖

読んだ本・好きな本を書き集めた手帖です。

「彼女について」 よしもとばなな

彼女について彼女について
(2008/11/13)
よしもと ばなな

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由美子は、幼なじみのいとこ昇一とともに失われた過去を探す旅に出た。
この世を柔らかくあたたかく包む魔法を描く書き下ろし長篇。



先週末、読み終えたこの本。
ずっとこの本の余韻に浸っているような感覚が続いてます。


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「チエちゃんとわたし」 よしもとばなな

チエちゃんと私チエちゃんと私
(2007/01/30)
よしもと ばなな

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きれいな時間、静かすぎて少し悲しい
突然おとずれた従姉妹との同居生活。
その奇妙な暮らしの中で見つけたものは......。
家族とは? 仕事とは? 愛情とは? お金とは?
欲望とは? そして自分らしく生きるということは?
人生のときめきを紡ぎ出すための、「再生」の物語



最初読み始めた時思い出したのが「海のふた」
でもすぐ全然違うことに気がつきました。

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「キッチン」 吉本ばなな

キッチン (角川文庫)キッチン (角川文庫)
(1998/06)
吉本 ばなな

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唯一の肉親であった祖母を亡くし、
祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居することになったみかげ。
日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさに彼女は孤独な心を和ませていくのだが…。



20年ぶりに読みました。
川原亜矢子さんがまだ少女の面影を残して出演した映画も観ました。

先日、朝刊を読んでいたら女優の加藤紀子さんが
「大人になってもう一度読み返したら凄く良かった・・・」
というようなことが読書のページに書かれていたのですぐ読みました。
確かハードカバーの本も持っていたような???
いや、、、姉に借りて読んだのか?
とりあえず文庫本をもう一度買って読みました。

甘すぎず優しくて温かい文章にぐいぐい惹かれて一気に読んでしまいました。
吉本ばななさんの今とはまた違った透明感のある言葉がするする心の中に入り込んで
だんだん自分の気持ちもまた軽く温かくなっていくような気がしました。

幼い頃に両親を失くし祖父も亡くなり育ててくれた祖母も亡くなり
何もかも失くして絶望の底にいた時知り合った親子との毎日
悲しくて淋しいところから始まるけど
常にずっと温かい空気が流れている。
淋しさと温かさが一緒、、、だから凄く気持ちが落ち着く

恋愛小説・・というとなんとも薄っぺらい気がするけど
恋愛小説のようで恋愛小説じゃない。
いろんな人の愛が書かれていて
”今”もう一度手にできて良かったと思えました。

そして”食べる”ということ・・
”食べる”ことによって自分をもう一度再生させる
 一番大切なことを気付かせてくれた。
ばななさんもずっと前に書いてくれていたんだ・・と



世界は別に私のためにあるわけじゃない。
だからいやなことがめぐる率は決して、変わんない。
自分では決められない。だから他のことはきっぱりと、
むちゃくちゃ明るくしたほうがいい、って。・・・・
・・・・・・・・・・・
なぜ人はこんなにも選べないのか。虫ケラのように負けまくっても、
ごはんを作って食べて眠る。愛する人はみんな死んでゆく。
それでも生きてゆかなくてはいけない。
           -「キッチン  満月」より-

2009・3 読了